今回はカルシウムとミネラルのお話です。
なぜこのような話をするかと言いますと高齢者と話していると
「骨密度が低いからカルシウム飲まな!」
という声を聞くことが多くありますが、
「ほんまに?」
と思うことが多くあるためです。
あなたもそんな疑問持ったことありませんか?
カルシウムたくさん摂取しましょう!と言われたことありませんか?
カルシウム マグネシウムとは
カルシウムとマグネシウムはミネラルの一種で
ミネラルは、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミンと並ぶ「5大栄養素」のひとつです。人の体の中では作ることができないため、食品から摂取する必要があります。
必須ミネラルは16種類あり、このうちマグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、リンの5つが、1日の必須摂取量100㎎以上の「主要(多量)ミネラル」です。厚生労働省が健康増進法に基づき「日本人の食事摂取基準」を定めています。
それぞれのミネラルは、体の機能を正常に保つための重要な役割を担っていますが、中でも生活習慣病の予防や、健康に不可欠なミネラルとして近年注目が高まっているのがマグネシウムです。
カルシウム マグネシウムの比率
生体年齢は、細胞内のマグネシウムとカルシウムの比率によって決まるとも言われています。
2:1
カルシウムとマグネシウムは常に拮抗して働き、その割合はカルシウム2:マグネシウム1がベストです。
しかしながら、マグネシウム摂取の不足、カルシウムの相対的な摂取過剰により、そのバランスが崩れることが様々な問題を引き起こすことが分かってきています。
血流、心臓、脳、腎臓、体内のすべての組織でも同じことが起こります。
カルシウム マグネシウムの作用
カルシウムを溶かすため、十分なマグネシウムがなければ、カルシウム過剰により様々な症状を引き起こす可能性があります。(筋肉痙攣、線維筋痛、動脈硬化など)
マグネシウムは、全ての細胞内に存在し、カルシウムを始めとするミネラルの細胞への出し入れをコントロールする役割を果たしています。
マグネシウムは、細胞内にカルシウムの何千倍もの濃度で存在し、必要な電気伝達を行うため、決まった量のカルシウムだけを入ることをマグネシウムが許可し、一旦作業が終わったら、すぐにカルシウムを放出します。
カルシウムの役割として、筋肉を縮める作用を持っていますが、逆に拮抗して働くマグネシウムは、筋肉を緩める作用を持っています。
カルマグバランスが崩れると、筋肉がうまくバランスを取ることができず、痙攣や攣りがが起こりやすくなります。
血管を柔軟に保ち、体の血液の流れをよくするためにもマグネシウムは不可欠です。
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